裏話 Part.1 VLOGアートに触れる旅 MOCA

53

みなさまご無沙汰しておりました、イトーです。

今回お酒好きな編集長代理から「何か裏話をお願い!」と依頼があり、「裏話シリーズ」の連載がスタートすることになった。

何から話そう…と考えていると、横で「VLOGのこと!」と叫ばれる。はいはい。

ということで、第1回の今回は2020年アートに触れる旅のことからのんびり話そうと思う。

2020年の12月。コロナ禍の影響で、年頭から版画制作がストップしてしまい、トム・エバハート展にとっては2回目の窮地(1回目はまたのちのち…)。

そんな中、トム・エバハートファンクラブの担当とロサンゼルスへ。

※まだ未視聴の方はこちらのYouTube動画をご覧いただきたい。

まずロスに着いて最初に訪れたMOCA(The Museum of Contemporary Art, Los Angeles)の話。

贅沢なことだが、何度目かになるロサンゼルス国際空港に到着、颯爽とレンタカーを借りて向かう先はDOWN TOWN。

カリフォルニアブルーというのか真っ青な空の下、フリーウェイからMOCA近くの駐車場へ。そこから徒歩で向かっている道中でWalt Disney Concert Hall・The Broadを発見、それを横目にMOCAに到着。

上記でも伝えたがコロナ真っ只中だった為、あのアメリカでさえもマスク必須、施設に入るにもコロナワクチン接種証明書(接種3回以上)が必要だった。今思い返すと懐かしい。

MOCAの入口は地下になっていて、入口前にSTAFFが常駐、片言の拙い英語で入場許可をもらう。

更にインフォメーションにて受付を済ませYouTubeにて動画を撮りたい旨を伝え、いよいよ撮影がスタート。正直MOCAではおもしろハプニング等は生まれず、ゆっくり美術館鑑賞。

当然その時期は全くと言っていいほど観覧者はいなく、2つ3つ隣のブースから放映されているメッセージが聞こえてくる。

ある意味本当に贅沢な空間だったと、今となっては思う。

中でも、私がまだ小学生位の頃にSONYから出ていたブラウン管テレビが陳列されていたのは印象的だった。流されていた映像も勿論だが、その懐かしさの中に、ある意味新しさ、斬新さを感じた。

トムも創作活動をする時にLACMA(Los Angeles County Museum of Art)へ行き、インスピレーションを得ているそうだが、こういう感覚なんだろうか(LACMAについてはまた後日…。なんといってもこの「裏話」はシリーズとして続く。)

現代、古典問わず様々なアーティストの発想に触れ、時代が変わったとしても見る人の価値観の中で、その時の流行には全く関係なしに、「好きなものは好き」という、本来持っている感情を改めて知らされる取材となった。

ここ最近、私自身がトム・エバハート以外のアーティスト、芸術に触れていなかったためか、まっさらなの気持ちの中思いつくままに館内を一周し、あっという間に時間が過ぎたような感じだった。

そうしてMOCAを後にする。

ここでMOCAについての補足もしておきたい。そもそもMOCAとは?

MOCAは、Los AngelesのLittle TOKYO近くにあり、1979年に設立された。ロサンゼルスで唯一、アーティストによって設立された美術館だ。芸術の時代の変化に適応する美術館であり、アート体験を身近なものにし多様な視点で現代アートを観覧できる。約 8,000 点の作品からなる世界で最も魅力的な現代美術コレクションを所蔵。画期的でありながらも、歴史的な観点からも重要な展覧会を開催するという多様性持っている。

その時の企画展は、

Seven Stations: Selections from MOCA’s Collectionhttps://www.moca.org/exhibition/seven-stations-selections-from-mocas-collection

1950年代から2020年までの作品を含む美術館の常設コレクションを巡るルートで構成されている。20世紀半ばのアメリカの変遷と心理的な描写から、新しい視点を垣間見ることができる。時代の芸術を紹介するというMOCAの取り組みを強調する収蔵品と象徴的な作品を展示し、7,000点を超える美術品で構成。所蔵品の多さもこの企画展は称賛されたという。

 

次回は「California Science Centerの話」 To be continued…

執筆者プロフィール

M・I
M・I
日本で最もトム・エバハートを知る男。アトリエツアーをはじめトムさんについてはお任せください。

最近の投稿

関連記事

カテゴリー