Sweet & Art 食べる宝石”琥珀糖”

2024年04月08日

K・F

琥珀糖をご存知ですか？

寒天と砂糖を煮込み、じっくりと乾燥させ外側は薄い氷のようなシャリシャリした食感、内側はプルンとした食感が楽しい和菓子です。

琥珀、琥珀羹、錦玉羹、などとも呼ばれ江戸時代から作られている夏の伝統菓子でありながら、近年はSNSで‟食べる宝石”として話題となった一口サイズの和菓子。

上品な甘味を感じる昔ながらの琥珀糖も美味しいですが、お薦めはレモンや、オレンジ、イチゴと言ったフルーツ味やソーダ味、ミント味など、リキュールを使ったもの。華やかな彩りと一緒に味の変化も楽しめます。

なにより、箱を開けながら

「どの味から、食べようかな～」と

ちょっとウキウキする瞬間がたまらなく大好きです。

そう、小さな、小さな、幸せを感じます。

今回の作品は、

ぺパーミントパティ、ライナス、スヌーピー、サリー達の気取らない日常を切りとったような

可愛らしい新作版画作品『Punch Line 3in1』

それぞれの個性がトムさんの視点から描かれ、一つになったスペシャルな作品ですが、

彼女（彼ら）達にとっては、ボール遊びをしたり、ブランコに乗ったり、じゃれていたり、

当たり前の毎日が想像できます。

私は、無邪気に遊んでいた子供時代をふと思い出し懐かしいような、優しい気持ちにつつまれます。

琥珀糖は、見た目や食感、風味に変化をつけ、伝統菓子ながら若い世代には新しく、

そしてもっと上の世代には(私も含めて)懐かしさを感じる優しい甘さです。

トムさんの絵と和菓子！？

思った皆さん。一度、ご賞味下さいませ…ー。

執筆者プロフィール

K・F

餃子の町宇都宮出身。チキン南蛮、カレーライス、ソフトクリームに目がない。神社と歴史が好きです。実はお化けが苦手。