Sweets & Arts No.13「A Well Respectedman About Town × さつまいものスイーツ」

つい最近まで、元気に半袖のスヌーピーTシャツ(ユニフォーム)を着てトム・エバハート展会場に出ていましたが、もう季節は11月オータムシーズンへ突入。
早いもので2025年もあと1ヶ月ちょっと…。
東京では、まだ紅葉はみられないですが食欲の秋としては「さつまいもスイーツ」が食べたくなる今日この頃。
私が子供の頃は、実家にあった石油ストーブでさつまいもをホイルで包みじっくり、ゆっくり、焼き上がりを楽しむのが定番のおやつでした。
最近は、石焼芋だけでなく、さつまいもを壺で焼くタイプの焼き芋、昔ながらの芋けんぴ、大学芋、健康で美味しいと再注目されている干し芋。
洋風も、スイートポテトだけでなく、モンブランのようになったものや甘さをいかした砂糖不使用のプリンなどなど様々なメニューが知らなうちに生まれているようです。
私のお気に入りは、さつまいもソフトクリームとスイートポテトです。
そして昔から食べている焼き芋。(バニラアイスと一緒に食べても美味)
温かいお部屋で、ぬくぬくしながら食べる。小さな幸せ。
私が、さつまいもスィーツを食べながら見たい絵は、
『A Well Respected About Town』

モコモコとした温かい恰好のスヌーピーが、見ているのはダウンジャケットを着て歩き出す過去の名作版画「Puff Doggie Dog」。
スヌーピーの表情は穏やかで、優しい。
2025年2月フロリダでの個展で発表した『(Who gets)The Last Laugh?』シリーズからの版画化作品。トムさんが過去に描いた作品と、今を組み合わせた斬新な意欲作品です。
自身の35年に渡るキャリアとPEANUTS75周年をお祝いする作品の1つでもあります。
絵の中の絵「Puff Doggie Dog」は、シュルツ氏が亡くなり悲しみにくれたトムさんが太陽のある暖かい日差しへ向けて一歩、一歩進むスヌーピーを描くことによって自分自身も歩き出す、そんな気持ちの様を描いた絵でもあり、まるでスヌーピーがツリーにも見えるようなユーモアも詰まっています。
過去があって、今の自分があり、そして明日の自分ある。
嬉しい事、楽しい事は忘れないけど、嫌な事悲しい事も時間が癒してくれる事もある。
『A Well Respected About Town』を見ていると、今この瞬間を楽しむ大切さと、少々のストレスは考えないようにしようという前向き(?)な気持ちになります。
今の住まいに石油ストーブはありませんが、秋の夜長は、さつまいもをふかしてバニラアイスを添えて食べながらゆっくり過ごします。
