”編集長代理”の徒然ESSAY No.6「桜の季節」

みなさんこんにちは、編集長代理です。
今日は、東日本大震災から15年。今回は私の地元福島県の桜の名所を紹介しようと思います。
福島県といえば、北海道を含めた全ての都道府県の中で3番目に大きな県です。
意外でしょう?
北海道が1番大きいことは日本に住んでいたら誰でも知っていることですが、その次となると途端にさまざまな県が頭をよぎります。岩手県、長野県…etc.しかしそこに福島県はなかなかイメージとして入ってこないかもしれませんね。国土地理院のサイトによると、1位は北海道、2位が岩手県、3位に福島県となっています。福島県はその広さから、気候も地域によって全く違い、文化もさまざま。でも、分け方は簡単。縦に3分割すれば良いんです。左が会津、真ん中が中通り、右が浜通り。
私が生まれ育ったのは中通りの下、いわゆる県南地域で、栃木県と接しています。栃木県へは車で10分、他の福島県の主要都市へは40分〜1時間半といったところ。福島県は会津の喜多方ラーメンが有名ですが、県南地域の白河ラーメンもおすすめです。ラーメンについては、長くなるのでまたの機会に…。
そんな広い福島県なので、「県南」エリアの桜スポットについて書きます。
花粉症さえなければ、春がこんなに待ち遠しいことはない。
幼い頃の気候は、今よりもずっと寒かったように思う。3月といえばまだまだ冬の延長線にあったし、今のように「暖かい日」というのは、4月に入ってもそう多くなかった。桜は入学式には間に合わず、いつも新学期のソワソワした空気が少しずつ馴染んできた頃に、窓の外が一面桜色に染まる。
思えば、私は自覚こそしていなかったが、ずっと花が好きだった。
町には、どこを歩いても桜が咲いていた。山にも、柔らかなピンクがあちこちに見えた。それが特異な環境であることは大人になるまで知らなかったが、今では花見の時期を狙って帰省することにしている。福島県が日本で1番「一本桜の大木が多い」県というのを知ったのもここ数年の話だ。
・舟田小雲寺観音枝垂れ桜
どこかに桜が咲いていないかと車を走らせていたとき、視界の向こうに大木が見えた。

まだ町の中心は蕾が多い頃、ここ「舟田小雲寺観音」の枝垂れ桜はまもなく満開を迎えようとしていた。調べれば、”中通りで最も早く満開を迎える桜”として有名らしい。偶然の出会いに感動を覚えるほど、見事な大木だ。
・南湖神社枝垂れ桜
ここは、四季を問わず私がよく訪れる場所だ。桜の季節は観光バスも多く出入りするため、おすすめは人気の少ない夜。明る過ぎないライトアップが月明かりのようで情緒的だ。

福島県白河市は、旧白河藩城下町。今でも当時の様子が窺える史跡も多い。白河藩城主松平定信公は楽翁とも呼ばれ、その名を冠した祭りや景勝地も存在している。
南湖神社がある南湖公園も、当時に作られた人工湖だ。紅葉の時期も美しい。
・妙関寺乙姫桜
伊達政宗より賜ったとされるこの桜は、白河市指定天然記念物のベニシダレサクラ。日本に現存するこの種の桜は、妙関寺に残るこの1本だけだといわれている。枝垂れ桜は特に、空から花が降ってくるような美しさが素晴らしい。

・白河小峰城跡
旧白河藩の城、小峰城。戊辰戦争時に殆どが焼けてしまったが、「桜之門」と呼ばれる門があるなど、当時から桜は人々の目を楽しませてきた。城の石垣を組む際に人柱となった少女を弔う「おとめ桜」の伝説も残る。敷地内には約180本が咲き、桜祭りも開催されるなど毎年多くの人で賑わう。小峰城の復元された三重櫓は、戊辰戦争時に激戦を極めた稲荷山から切り出された木材を使用しているため、鉄砲の跡なども見ることができる。

他にも桜の名所は多いが、私が昨年に訪れた場所に絞って取り上げた。よって掲載した写真は全て昨年のものである。
私のお花見スタイルはなぜかいつもサンドイッチなのだが、母の影響だろうか。一昨年は横浜の自宅でサンドイッチを仕込んで紅茶を水筒に入れ、新幹線に乗って母と南湖公園でピクニックをした。ハム、タマゴが定番だ。そういえば仙台で一人暮らしをしていた時に、友人たちと白石の一目千本桜でお花見をしたときは稲荷寿司と惣菜をいくつか作った。花より団子とはいわないが、花見に美味しいものは外せない。
今年はどんな花見ができるだろう。